米国で初開催となる世界選手権(日本時間16日未明開幕)大会4日目の18日に登場する女子マラソン代表の3人が記者会見し、マラソンでは初出場の新谷は「心穏やかに、大仏の気持ちになって走りたい」と、独特な言い回しで意気込んだ。

一山と松田が米アルバカーキの高地合宿で調整する中、新谷は「私は日本が大好きなので」と長野県内で準備を進めた。意識する海外選手を問われると「意識しておりません」とキッパリ。“ワタシ流”を貫く1万メートルの日本記録保持者は「過程より結果が全ての人間。結果を見ていただきた」と固い決意を示した。

東京五輪8位入賞の一山は、やや緊張気味の表情ながら「パリ五輪の通過点として、いろいろなレース展開で勝負したい」と力を込めた。松田は「ケニア、エチオピアの選手は強い。アフリカ勢が先頭を引っ張っていくと思うので注視している」と警戒した。

女子マラソン日本勢の表彰台は、13年モスクワ大会で銅メダルの福士加代子が最後となっている。9年ぶりのメダル獲得が期待される。【佐藤礼征】

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