男子1500メートルの佐藤瑞城(みずき、浜松南部中3年)が、14年ぶりの大会新記録で優勝した。3分58秒88は自己ベスト。全国大会の参加標準記録(4分8秒50)も突破し、全国中学校体育大会(8月18~21日、福島県)への出場権を得た。「自分の走りができた。うれしいです」と笑顔を見せた。

小学時代は地元のテニスクラブに所属。「もっと速く走りたい」という理由で、中1から陸上部に入った。現在も部活動終了後、同じテニスクラブに通っている。「高校では陸上かテニスのどちらかに絞る予定。来月の全国大会の結果で決めたい」と語った。

中2までの自己記録は4分23秒。3年生になり、約25秒も短縮し、成長した姿を見せた。「冬に学校近くの(中田島)砂丘で走り込んだ成果が出た。厳しい練習でも、気持ちで負けなかった」。全国大会に向けて「あと3秒縮めて、頂点を取りたい」と力を込めた。【山口昌久】