世界陸上初出場、自身2度目のマラソン参戦となる西山雄介(27=トヨタ自動車)が2時間8分35秒の13位でフィニッシュした。世界陸上では日本選手最高タイムとなった。

同じく2度目のマラソン参戦となる星岳(コニカミノルタ)は2時間13分44秒の38位だった。

14キロの周回コースを3周するレース。日本勢2人は、2周目までは先行集団の一角につけていたが、終盤にペースアップしたところで後れを取った。それでも懸命に前を追い続けた西山は「気温が低かったと言うこともあり、タイムが出るだろうと思っていた。肝心なところで前と勝負できなかったのが課題。今回いい経験ができた。その経験を生かして頑張っていきたい」と振り返った。

星は「チャレンジできた部分はあったが力不足。最後は体も動かなかった。まだまだとというところでは、現在の立ち位置は分かった」と話した。

17年ロンドン世界陸上銀メダルのT・トラ(30=エチオピア)が2時間5分35秒(速報値)の大会記録で優勝した。

日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)は妻の一山麻緒(資生堂)とともに新型コロナウイルスの検査で陽性となり、欠場した。