日本陸連は18日、開催中の世界陸上(米オレゴン州ユージン)に派遣している女子マラソン代表の新谷仁美(34=積水化学)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

日本時間この日午後10時15分からのレースに出場する予定だった。

大会3日目(現地時間17日)に発熱などのため選手村内でPCR検査を施行したところ、新型コロナウイルス検査陽性と判断されたという。

日本選手団ドクターと大会主催者の指示に従い、選手団との隔離のため別棟にて5日間(検査日を0日として翌日から5日間)の安静加療を行うことが決定。現時点で体調に大きな変化はなく、医師の指示のもと経過観察をしている、とした。

野口英盛、横田真人、三浦康二の各コーチも陽性と確認された。

日本選手団は新型コロナウイルスワクチンを2回以上接種済み。出発時に成田空港で抗原検査(定性)を受けて陰性を確認した上で出国していた。また、出発時より感染防止対策の強化としてN95マスクの着用などを実施していた。

前日には女子のエース一山麻緒(資生堂)が夫の鈴木健吾(富士通)とともに感染し、レースを欠場することになった。その一山に続き、新谷まで感染するまさかの事態に陥った。残る選手は松田瑞生(ダイハツ)1人だけとなった。

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