初出場の上山紘輝(住友電工)が、20秒26の自己ベストで準決勝に進出した。

「(同種目の出場選手で)1番目だったので(周囲に)切り込み隊長と呼ばれて、その役目を果たせて楽しかった」と笑顔で振り返った。

6月の日本選手権を制し、今大会は400メートルリレーにも選ばれている。「日本と違って余裕を持っていくと置いていかれるだけなので、出し切る感じでいった」。

100メートルではサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が日本勢の世界大会では90年ぶりとなる決勝進出、坂井隆一郎(大阪ガス)も準決勝に駒を進めた。

「見ていて負けられないという気持ちだった。そこに乗れて良かった」と刺激を受けた様子だった。