10区(23キロ、鶴見~大手町)で、駅伝3冠を目指す駒大は2年連続10区を走る青柿響(3年)が単独トップでタスキを受けた。

2位の中大の助川拓海(4年)とは1分32秒の大差がついており、スタートから区間記録ペースでの1人旅になった。

13・5キロ地点の新八ツ山橋のポイントで、中大との差を1分51秒まで広げた。

一方、9区で8位から3位まで順位を戻した青学大は、3年連続10区で区間記録保持者でもある中倉啓敦(4年)が、6分33秒差でトップを走る駒大を追い掛けたが、新八ツ山橋のポイントでは7分以上に差が広がった。

青柿は最後までペースが衰えず、大手町のゴールに飛び込み、駒大は10時間47分10秒のタイムで2年ぶり8回目の総合優勝。そして史上5校目の大学駅伝3冠を達成した。

総合2位は1分42秒差で中大が22年ぶりのトップ3入り。連覇を狙った青学大はトップと7分15秒差の3位だった。

一方、7位でタスキを受けた国学院大の佐藤快成(2年)が、早大の菖蒲敦司(3年)、法大の高須賀大勢(3年)を抜き、最後に同4位の創価大の石丸惇那(1年)と3人を抜いて4位でフィニッシュ。

5位は順大、6位は早大、7位は法大、8位は創価大。

シード権争いは9位でタスキを受けた東洋大の清野太雅(4年)と、同10位の城西大の山中秀真(3年)が、抜きつ抜かれつの激走となった。最後は城西大の山中が抜けて9位。東洋大は10位で18年連続シード権を獲得した。ここまでが来年100回大会にシード校として出場する。

11位は東京国際大で10位東洋大とは1分31秒差だった。明大は12位だった。