女子マラソンで今夏の世界選手権代表選考を兼ねた大阪国際(29日、大阪・ヤンマーフィールド長居発着)の招待選手会見が27日、大阪市内で行われた。

宮城・大崎市出身の佐藤早也伽(28=積水化学)は「今までマラソンの練習をしてきた中で、一番練習できた」と自信をのぞかせ、自己ベスト2時間22分13秒の更新に意欲を示した。

故障や痛みなどに悩まされず、ここまで継続して練習を積むことができた。今大会では順位にとらわれず「ほかの選手と競り合うレースができたらいいな」と話す。

佐藤は、すでに24年パリ五輪代表選考会として開催されるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=10月15日、東京都内)への出場権を獲得している。

「今回のレースで自信をつけてMGCに向かいたい」。

世界の舞台へ向けて、大阪の市街地を駆ける。

15日には、同じ所属の新谷仁美が日本歴代2位となる2時間19分24秒の走りを見せた。先輩の活躍に、佐藤は「同じ積水化学のチームメートとしてうれしかったです。私も新谷さんのように日本記録を目指していけるようなランナーになりたいと、あらためて思った」と話していた。