フル初挑戦の西山和弥(24、トヨタ自動車)が、初マラソン最高記録となる2時間6分45秒で、日本人1位フィニッシュした。昨年の同大会で、星岳がマークした初マラソン記録の2時間7分31秒を超えた。

優勝はハイレマリアム・キロス(エチオピア)で、2時間6分1秒でゴール。西山は日本勢最高の6位に入った。

西山は、レースを終え「本当にここ数年、伸び悩んで、本当に苦しい思いをして。今日のマラソンにその思いすべてを、ぶつけることができたかな」と、ホッとした様子で話した。

初マラソン記録には「去年、星君がこのコースで初マラソンの記録を出したので、それを見て、自分にも可能性があれば、ねらってみたい、と。星の走りを見て思いました」と語った。

日本人選手トップの座を初マラソンの新星2人が争った。西山と、同学年の池田耀平(24、Kao)は、最終盤まで先頭グループに食い下がった。

西山は東洋大時代、1年生ながら1区区間賞を獲得するなど、箱根駅伝には4年連続出場して活躍。その西山にこそ遅れたが、池田も2時間6分台の好タイムで日本人2位フィニッシュとなった。

西山、池田はともに、24年パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(10月15日、東京)の出場権を獲得した。

西山、池田はともに初マラソン。ハーフの自己記録は西山が1時間41秒、池田は1時間59秒だった。

(記録は速報値)

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