日本陸連は27日、都内で理事会を開き、8月の世界選手権(ブダペスト)のマラソン代表選手を発表した。

男子代表には其田健也(JR東日本)、山下一貴(三菱重工)、西山和弥(トヨタ自動車)が選出。女子代表には松田瑞生(ダイハツ)、加世田梨花(ダイハツ)、佐藤早也伽(積水化学)が選ばれた。

日本陸連で中長距離とマラソンを統括する高岡寿成シニアディレクターは、選考理由を「派遣設定記録を突破した選手に対し、上位から順に出場意思の確認をしました。その結果、実績と記録を考慮した上で代表選手を決めました」と説明した。

今夏の世界選手権は、10月15日開催の24年パリオリンピック(五輪)代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が控える中で行われる。高岡シニアディレクターは「多くの選手が出場意思を示してくれた。レベルの高いメンバーで世界選手権に出場できる。メダルや入賞をおおいに期待できるメンバーとなっている」と期待を寄せた。

また、9月開幕の杭州アジア競技大会の同種目の代表選手も発表され、男子代表に池田耀平(花王)、定方俊樹(三菱重工)が、女子代表には大西ひかり(JP日本郵政グループ)、和久夢来(みらい、ユニバーサルエンターテインメント)が、それぞれ選出された。