日本陸連は日本選手権第2日の2日、大阪・ヤンマースタジアム長居で、12年ロンドン五輪女子20キロ競歩代表の渕瀬真寿美(36=建装工業)の8位入賞を表彰した。

渕瀬は、大会当時に11位でフィニッシュしていたが、上位の選手にドーピング違反が相次いだ。国際オリンピック委員会は、今年3月に渕瀬が8位に繰り上がったことが発表していた。

日本女子競歩で五輪における入賞者は、渕瀬が第1号となった。

渕瀬は「10年たっても入賞まで変わるんだなと正直びっくりしています。表彰状を見て、少しずつ実感しています。10年以上が経ちますが、(ロンドンは)初の五輪舞台で、いい練習をして、8位入賞を目標にやってきていた。(最後は)8位の選手が見えている状態で追いつけず、世界との差を感じながらゴールしたことを覚えています。競技を続けている中での発表なので、もっと自分が頑張れると感じています」と話した。