21年東京オリンピック(五輪)6位入賞の橋岡優輝(24=富士通)は8メートル06で2位だった。3連覇はならなかった。

3回目まで8メートル台に届かないながらも首位を守り、5回目の跳躍でこの日最高の8メートル06を記録。ただし、直後に城山正太郎(28=ゼンリン)に逆転された。

記録を伸ばせなかった大会記録保持者は「絶賛、迷子ですね」と浮かない表情で話した。

「この経験があったからこそと後々言えるように、今はまずやるべきことをやっていきたい」

世界選手権に向けて「まずはブダペストの標準を切らないといけないので、条件がよく、気合の入るレースで、跳べればいい」と気持ちを新たにした。

橋岡は、昨夏の世界選手権後に渡米。男子100メートルのサニブラウン・ハキームら短距離トップ選手が集うタンブルウィードTCでスプリントを強化してきた。 異国の地で、助走距離を約6メートル縮めるなど新しいアプローチに挑戦中だが、5月21日に横浜で行われたセイコーゴルデングランプリでも7メートル90で8位と、苦しい試合が続いている。

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