日本陸連は7日、今月25日に行われる布勢スプリント2023(鳥取)のエントリー選手を発表した。4日閉幕の日本選手権で3位以内に入った選手は、同大会で8月の世界選手権(ブダペスト)の参加標準記録を突破した時点で、内定が決定する。

男子100メートルには、日本選手権で2位の柳田大輝(19=東洋大)がエントリー。世界選手権の参加標準記録(10秒00)を突破すれば、代表に内定する。21年同大会で9秒95の日本記録を樹立した山縣亮太(30=セイコー)も出場する。

日本選手権を欠場した多田修平(26=住友電工)、16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(31=ミズノ)、日本選手権6位の鈴木涼太(23=スズキ)らも名を連ねた。飯塚と鈴木は、大会開催日が誕生日となる。

日本選手権で大激戦を繰り広げた女子100メートル障害には、同選手権で2年ぶり5度目の優勝を飾った寺田明日香(33=ジャパンクリエイト)、同2位の青木益未(29=七十七銀行)が参戦。世界選手権の参加標準記録(12秒78)を突破すれば、代表に内定する。すでに参加標準記録を突破しながら、日本選手権で4位となった福部真子(27=日本建設工業)もエントリーしている。

このほかにも、男子110メートル障害には、世界選手権代表に内定している高山峻野(28=ゼンリン)、4月29日の織田記念でレース中に左足を負傷した村竹ラシッド(21=順大)が出場。男子走り幅跳びには5月21日のセイコーゴールデングランプリ(GGP)で昨夏の世界選手権銅メダル相当の8メートル26をマークした吉田弘道(23=神崎陸協)、女子100メートルには日本選手権で100メートルと200メートルで2冠を達成した君嶋愛梨沙(27=土木管理総合)がエントリーしている。