日本勢2人が男子100メートル準決勝に臨み、6月の日本選手権で初優勝した坂井隆一郎(25=大阪ガス)が10秒23(向かい風0・6メートル)で決勝に進出した。低い姿勢で飛び出すと、前半で大きくリード。1着で駆け込むと、さわやかな笑顔で電光掲示板を見つめた。

日本選手権2位の柳田大輝(19=東洋大)も10秒14(無風)で準決勝を突破。中盤で抜け出し、最後は勢いを緩めながらフィニッシュした。自己ベストタイとなる10秒10(向かい風0・5メートル)をマークした前日13日の予選に続き、全体トップのタイムを残した。

決勝は約2時間後の14日午後8時50分(日本時間)から行われる。