世界陸上選手権(19~27日=ハンガリー・ブダペスト)の日本代表に決まった男子走り高跳びの長谷川直人(26=新潟アルビレックスRC)が7日、同クラブで会見した。

7月のアジア選手権(タイ・バンコク)では2メートル23で4位入賞。世界ランキング25位(出場枠は36位まで)で出場資格を満たし、初代表を決めた。同クラブから世界レベルの大会に出場するのは16年リオ五輪の女子400メートル障害・久保倉里美(現クラブヘッドコーチ)以来、2人目になる。

身長178センチと日本人選手としても小粒ながら、助走技術とバネが真骨頂。「世界は目標としてきた。チャレンジャーとして参加する」と話した長谷川の“世界”の目標は予選突破、そして入賞だ。自己ベストは2メートル26(新潟県記録)だが、自身の身長176センチより50センチオーバーの2メートル28を狙う。同クラブの大野公彦社長(45)は「コーチなし。自身で技術を分析しながら磨いてきた」と、たった1人の練習で世界をつかんだハイジャンパーに期待していた。