6月の日本選手権で優勝した坂井隆一郎(25=大阪ガス)が10秒22で4組5着となり、予選敗退となった。

坂井はスタートのスピード力が持ち味。昨季までは最初の3歩を意識していたが、今季からは6歩に伸ばし、より低い姿勢を持続できるようにした。日本選手権では左アキレス腱(けん)を痛めながらも10秒11で初V。その後はケガの回復に努めながら調整を進め、今月17日には「やるべきことはやってきた。あとは落ち着いて、自分の全力を出せるように」と意気込んでいた。

2大会連続の準決勝を狙い、スタートダッシュを決めて飛び出したものの終盤に伸びを欠いた。

予選は各組3着(全7組)+4着以下のタイム上位3人、合計24人が準決勝へ進出する。