21年東京オリンピック(五輪)7位入賞の三浦龍司(21=順大)が、世界選手権では初の決勝に臨み、6位入賞を果たした。銅メダルまで約2秒差の8分13秒70(速報値)をマークし、東京五輪より順位を1つ上げた。

これまで日本勢の最高成績は03年大会の岩水嘉孝の11位で、20年ぶりに最高成績を更新した。

「最初の1000メートルは接触せず、自分の場所を確保するというところだった。狙い通りには走れた」。スローペースの中で後方に位置したが、冷静にレースを進めた。

最後は5番を走りながら、ゴール直前で1つ順位を下げた。「ラスト動かせずに抜かれてしまったのは詰めの甘いところが出てしまったんじゃないかなと思いますし、最後はもうちょっと削れたんじゃないかなと思います」と反省しながらも、表情は充実感も見て取れた。「自分の中で消化できればすごく良いものになる。少しずつステップアップする事で目標にはたどりつけると思う。マイペースにやっていきたい」と今後を見据えた。

来夏のパリ五輪へは「これからの1年で精進していきたい」と意気込んだ。