陸上女子のドルーリー朱瑛里(15=津山高1年)が日の丸を背負い、国際大会に出場した。

女子1500メートル決勝に出場し、独走で4分30秒01を記録。スタートから首位をキープし、出場3人中1位になった。

自身初の日本代表。「小学校の時に陸上を始めてからずっと憧れていた」という代表ユニホームに喜びつつ「入りから全然ダメだった。緊張感をもってやらないと」と自分を厳しく見つめた。

ドルーリーは、今年4月に津山高に入学。自分でメニューを考えながら練習していた津山鶴山中時代とは異なり、現在は顧問の植月透先生と相談しながら練習している。

「練習が試合にどうつながるかという部分を考えながら1個1個の練習に取り組めているので、質も高くなった」

実際に、高校生になってタイムを伸ばしている。

2~6日に行われた全国高校総体で同種目に出場し、自己ベストの4分15秒50で3位。また、高校1年生としては歴代最高のタイムで、憧れの田中希実が兵庫・西脇工1年時に出した4分15秒55を0秒05更新した。この結果が評価され、日本代表に選ばれた。

27日にも同種目に出場予定の15歳は「あさっては自己ベストを出したい」と気合十分。全国高校総体での記録を塗り替えることを誓った。

同大会は、東アジア諸国との青少年スポーツ交流を促進し、相互理解を深めたり、各国のジュニア層の競技力向上を図ることを目的に開催されている。新型コロナウイルス感染拡大によって中止が続き、4年ぶりに開かれた。