今夏の世界選手権代表の秦澄美鈴(27=シバタ工業)が世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)に初出場し、6メートル20(向かい風0・1メートル)で上位8人による4回目以降の試技へ進めなかった。

1回目はファウルとなり、2回目は6メートル04(追い風0・2メートル)。勝負の3回目も記録が伸びなかった。

秦は7月中旬のアジア選手権で6メートル97をマーク。池田久美子による従来の日本記録を17年ぶりに更新し、24年パリオリンピック(五輪)の参加標準記録(6メートル86)も突破した。

8月には2大会連続となる世界選手権(ブダペスト)へ出場。2度のファウルもあり、6メートル41で予選敗退となっていた。その試合後には「去年のオレゴンから世界の舞台に立つことができている。パリへ向けて場数を増やし、DLで上位で入賞するだったりと、成功体験を増やして、自信に変えていきたい」と見据えていた。

来年6月の日本選手権で上位に入れば初の五輪代表が決まる。世界舞台での決勝進出を目指し、研さんを重ねていく。