8月下旬の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)女子5000メートル8位入賞の田中希実(24=ニューバランス)が4分23秒4で8位となった。同種目の従来の自己記録(4分32秒0)を9秒近く更新した。

田中は3大会連続の世界選手権となるブダペスト大会で、1500メートルと5000メートルの2種目に出場。8月26日の5000メートル決勝では、日本勢26年ぶりの8位入賞を果たした。

その後は拠点とする日本へ一時帰国するも、すぐに欧州へ渡り、9月3日にドイツの1マイルの大会へ出場した。同8日には世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)ブリュッセル大会(ベルギー)で5000メートルに参戦。アジア歴代2位&日本新記録となる14分29秒18をマークし、同シリーズでは自身初の3位表彰台入りを飾っていた。

常に「世界のトップで戦いたい」と繰り返してきた田中は、国内外の試合へ出場。世界選手権1本目の1500メートル予選に臨んだ8月19日から、23日間で7レースを駆け抜けた。