西鉄陸上競技部は26日、公式ホームページを通じ、東洋大時代に箱根駅伝などで活躍した設楽啓太(31)が加入することを発表した。

7月1日には男子マラソン元日本記録保持者で双子の弟悠太(31)も同社に加入しており、東洋大在籍時以来9年半ぶりに同じチームに所属することとなる。

設楽啓は同ホームページを通じ、コメントを発表。「駅伝ではチームメイトと共にニューイヤー駅伝のチーム最高順位を達成出来るよう、全力を尽くします。個人では世界大会出場を目標に精進していきます。また、弟の悠太と同じチームで走れることになり、とても嬉しく思いますし、互いの強みや弱みを知っている悠太と日々の練習で切磋琢磨しながら、より一層のレベルアップを目指してまいります」などと意気込んだ。

小学6年から陸上競技を始めた設楽啓は東洋大に進学し、設楽悠とともに駅伝などで活躍。箱根駅伝では1年時から3年連続でエースが集う2区で出走し、2年時に区間2位、3年時に区間3位と好走した。最終学年の4年時には山登りの5区を走り、1時間19分16秒で区間賞を獲得した。

14年から強豪コニカミノルタへ入社し、18年9月からは日立物流(現ロジスティード)へ移籍。マラソンに挑戦し、今年3月の東京マラソンでは2時間13分23秒で41位となっていた。