箱根駅伝予選会(10月14日、東京・立川市)を前に、28日、大阪市内で「西からの挑戦 夢の箱根路へ挑むランナーたち」のスペシャル座談会イベントが開かれた。

挑戦を表明している立命館大、大阪経済大、京産大が出席。ゲストには、箱根出場経験のある俳優の和田正人(44)と、08年北京五輪で5000メートルと1万メートル代表の竹沢健介氏(36)が登場した。

竹沢氏は、早稲田大時代に3年連続で区間賞を受賞したエースランナー。兵庫・報徳学園高から箱根出場を志して上京し、名門大に進学した。

「箱根で絶対に活躍したいと思って新幹線に乗り込んだことを覚えている」。当時を振り返り、懐かしんだ。

立命館大と大阪経済大は、10月9日の出雲、11月5日の全日本、11月18日の丹後と過密日程となる。それでも、距離などの観点から「両立できないわけではない」と断言。「準備してきたことを信じて。無謀はだめだけど、自信を持って臨んで欲しい」とエールを送った。

和田も、箱根の経験が「いまだに色濃く残る」とし、人気の集まる駅伝の全国化を「率直にうれしい」と歓迎。「頑張って、楽しんで。誇りを持って戦ってきてください」と力強い言葉をかけた。