関東学生陸上競技連盟(関東学連)は2日、今月14日開催の第100回箱根駅伝予選会(東京・立川市)のエントリー選手を発表した。

今年1月の箱根駅伝15位の東海大は、エース石原翔太郎(4年)と越陽汰主将(3年)が登録メンバーから外れた。5月の関東インカレ男子1部1万メートルで日本勢トップの花岡寿哉(2年)や梶谷優斗(3年)らがエース不在の穴を埋められるかが鍵となる。

前回の箱根路20位からの巻き返しに燃える専修大(専大)は、昨年の予選会で日本人トップの全体8位に入った木村暁仁(4年)がメンバーから外れた。

1月の本大会で11位となり、4年ぶりにシード権獲得を逃した東京国際大は1万メートル28分27秒45の白井勇佑(3年)が外れたが、リチャード・エティーリ(1年)とアモス・ベット(1年)の留学生コンビ2人がそろってエントリー。帝京大は2年時から2年連続で本大会1区出走の小野隆一郎(4年)がメンバーから外れた。

14年ぶりに全日本大学駅伝(11月5日)に出場する東京農業大(東農大)は、高槻芳照主将、並木寧音の4年生2人、1万メートルでU20(20歳未満)日本歴代2位の28分3秒51の自己記録を持つ前田和摩(1年)らが軸となり、10年ぶりの箱根路切符を目指す。

今大会の参加資格は従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」へ拡大。全国の大学が参加可能となり、史上最多の57校が出場する。関東学連以外の出場チームは11校で、札幌学院大、皇学館大、愛知工業大、中京大、信州大、京産大、立命大、大経大、放送大関西、環太平洋大、日本文理大が参加する。

予選会は東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を経由し、国営昭和記念公園をゴールとするハーフマラソン(21・0975キロ)で争われる。各校が登録した10~14人の選手のうち10~12人が出場し、上位10人の合計タイムを集計。例年より3校増の上位13校が、来年1月2、3日の本大会の出場権を獲得する。