シカゴマラソンが8日、米イリノイ州の同市で行われ、エリート男子でケルビン・キプタム(23=ケニア)が2時間0分35秒の世界新記録で優勝した。

従来の記録は、同じケニアの英雄エリウド・キプチョゲ(38)が22年9月のベルリンマラソンで記録した2時間1分9秒。男子マラソンの川内優輝(36)はX(旧ツイッター)で、30キロ以降のタイムに注目しながら、この衝撃のタイムを解説している。

川内が着目したのは30キロ以降のタイム。「30kmから40kmを27分52秒で独走し、フィニッシュ前でこれだけ観客にパフォーマンスをして、ラスト2・195kmも6分12秒(1km2分50秒を切るペース)でカバーは本当に凄すぎます」とつづった。

1万メートル(10キロ)の日本記録は相澤晃が20年にマークした27分18秒75で、日本人選手にとって27分台は実力を測る上での指標となっているが、それを体力の消耗が激しいマラソンの30キロ以降で記録。このタイムは今日9日に開催される出雲駅伝の出場ランナーでも4位相当に入る。

キプタムは今年4月のロンドンマラソンも2時間1分25秒の大会記録で優勝。一時、キプチョゲのワールドレコードを上回るペースで快走していたが、雨もあって更新は逃していた。半年後、世界最速のランナーになった。