駒大1区の篠原倖太朗(3年)と2区の佐藤圭汰(2年)がともに区間賞の活躍で、チームに流れを引き寄せた。

「大切なスタートだったので絶対に1番で帰ってくると皆にも言っていた」と篠原。ハーフマラソンの日本人学生記録保持者は、残り300メートルで先頭へ立ち、2位に8秒差をつけた。有言実行の走りに「それが実現できたのは良かった」と胸を張った。

4日の杭州アジア大会で男子5000メートル6位入賞の佐藤は、中4日で出場。「連戦が利く」と自信を胸に、2区で2年連続で区間賞を受賞。前回より41秒の後れを取り「もっと上のレベルにいきたいので今のままではダメ」と反省しきりだったが、チームに勢いを与え、1度も首位を譲らない完全優勝の原動力となった。