15日に行われたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で世紀の大逃げで4位と大健闘した川内優輝(36=あいおいニッセイ同和損保)が、3位の大迫傑(ナイキ)との主なマラソン実績を比較し「五輪・世界陸上・シカゴ以外は似たような順位が多いです」と報告した。
19日にX(旧ツイッター)に、次のように投稿。
川内と大迫選手の主なマラソン順位 実は五輪・世界陸上・シカゴ以外は似たような順位が多いです。
・川内
ボストン優勝
福岡国際3位
東京3位
MGC4位
ニューヨーク6位
世界陸上9位
シカゴ19位
・大迫選手
ボストン3位
福岡国際3位
東京4位
MGC3位
ニューヨーク5位
五輪6位
シカゴ3位
これにはフォロワーから「マラソンの経歴が好対照なお二人の競技成績が似たような感じってのが凄く興味深いです 巨人の上原と高橋みたいな」という声も上がった。いみじくも「雑草魂」の上原浩治に対し、学生時代からエリートで「プリンス」と呼ばれた高橋由伸を表したもの。
川内が市民ランナーから成り上がった「雑草」なら、大迫は早大時代から将来を嘱望されたエリートランナーとして知られる。その二人が今回のMGCで“初めて”交わった。
川内は130回目のフルマラソンとなったMGCのレース直後に大迫からねぎらいの言葉をかけられたことを16日の情報番組で明かし、「初めて大迫選手と話した。彼の中では“川内もようやく俺のライバルになったな”くらいの感じを受けました。今まで下に見られた感じだったので」と笑顔でふりかえった。