昨季3冠王者の駒澤大(駒大)が4連覇を飾り、史上初となる「2季連続3冠」に王手をかけた。記録は5時間9分0秒で4年連続16回目の優勝。今年の箱根伝で監督を勇退した駒大の大八木弘明総監督は「世界を目指そうという選手が出てきのが大きい」と、チームの強さの要因を語った。

「(日本代表クラスの)Sチームがどんな練習やっているか、こうやれば日の丸を付けられんだというのを見て、(8区を走った)山川(拓馬)にしても(5区を走った)伊藤(蒼唯=ともに2年)にしてもそのイメージでトレーニングしている」と話した。目指していた去年の記録には及ばなかったが「この暑さの中ではたいしたもの。7区、8区は気温高かったのでかわいそう。昨年と同じくらいの選手層だと思います。」と続けた。

2区で区間新記録の走りで独走優勝の原動力になった佐藤圭汰(2年)について「ケガをしない練習ができる。それがあいつの強み。体が強いから、練習が積める。1年目はまだまだ対応できなかったが、20キロも走れるような体になった。ときどき(OBの)田沢(廉)とも練習をしている。今度の箱根はあいつが必要」と、次期エースに期待していた。

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