<第38回東日本女子駅伝>◇12日◇福島市誠電社WINDYスタジアム発着(9区間42・195キロ)

東京代表が2時間18分35秒で2年連続11度目の優勝を飾った。

最終9区(10キロ)で東京の主将、増渕祐香(名城大4年)が序盤で首位の宮城をとらえた。宮城と28秒差でたすきを受け取ると、4キロ付近で逆転。一気に突き放して、連覇へギアを入れた。先月の全日本大学女子駅伝はメンバー外の屈辱。「悔しくて泣いたけど、自分がこの程度とは思われなくない」。リベンジへの思いを力に変えて独走してゴールテープを切った。

連覇の立役者となった増渕は「全日本大学女子駅伝の悔しさをぶつけようと思って走った。もっといいタイムで走りたかったが、うまく自分のペースで走ることができた」と笑顔を見せた。

大会は宮城が1区でトップに立った。2区で福島が首位に立ち、宮城は後退。3区は東京の鈴木美海(順天高3年)が9分40秒の区間新で区間賞を獲得し、首位に立った。中学生指定の4区は東京の一兜咲子(杉並大宮中3年)が独走で首位を守った。

 

5区では宮城が猛追して東京とほぼ同時に中継所に入った。6区は宮城と東京が競り合う展開も、宮城が東京との差を広げて首位でたすきを渡した。7区でも宮城の長岡みさき(仙台育英2年)が2位の東京を突き放して独走。8区も宮城が首位をキープしていた。優勝は東京、2位が宮城、3位が福島、4位が千葉、5位が栃木、6位が岩手、7位が神奈川、8位が新潟、9位が長野、10位が埼玉となった。