全国高校駅伝(24日、たけびしスタジアム京都発着、男子=7区間42・195キロ)に新潟県勢は男女合わせて3校が出場する。男子は開志国際が5年ぶり2度目の出場。5000メートルを14分台で走る選手を5人そろえ、20番台の順位を狙う。

トラックシーズンの夏から出場宣言していた「都大路」を開志国際は走る。4泊5日で3度組んだ妙高の夏合宿時。全体ミーティングで意見が一致したのは「都大路に行く」だった。新潟県大会優勝で目標達成した選手は次の目標にまっしぐら。狙う順位は25位~35位だ。神山大樹監督(40)は「リアルに想定できる順位」と言う。1~3区で中位につけ、4区以下で流れを維持する作戦に出る。

県大会後、すぐに本番に照準を合わせた。11月下旬から今月上旬にかけては強度の強い走り込み。20キロ走、5キロのロングインターバルなどで疲労度をピークに持ってきた。11月12日の日体大競技会5000メートルでは山口千皓主将(3年)が14分49秒16の今季ベストを記録。津端英大(2年)が14分34秒69の自己ベストをマークするなど3人が自己ベストを出した。5000メートル14分台が5人そろった。

19日に京都入り。選手の体調を最終確認し神山監督は20日に出場選手7人と区間を発表する。2枚看板の山口主将と津端は1区(10キロ)を希望するだけにメンバー間の競争は直前まで続く。21、22日は試走し、23日の最終調整を経て24日の号砲を待つ。神山監督は「そこそこ戦える」とレースを見据えた。【涌井幹雄】