世界陸連の独立不正監査機関にあたるアスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)は14日、ドーピング違反があったとして東京五輪男子20キロ競歩銀メダルの池田向希(26=旭化成)に、4年間の資格停止処分を科すと発表した。
AIUは昨年11月1日に血液などのデータを蓄積して数値の変化を継続的に調べる「生体パスポート」で疑わしい数値を示したと発表。生体パスポートは禁止薬物の陽性反応が出なくても、長期にわたるドーピングの兆候を示す場合があり、暫定的な資格停止処分を下していた。
これに対し、池田側は処分の取り消しを求める申立てを提出。今年2月に調査機関による審問が行われ、ドーピング違反が認定された。23年6月20日以降の記録が取り消しとなり、4年間の停止処分が正式に下された。これにより、28年ロサンゼルス五輪の出場も絶望的となった。
池田は所属先を通じ「私は絶対にドーピングをしていませんので、今回の裁定は全く納得がいきません。あらぬ疑いをかけられ、全くもって理解し難い状況です。裁定が出た本日まで、今後の大会の出場を諦めずに練習に取り組んでいました。このまま身に覚えのないことで処分を課されるのは、極めて不条理と思わずにいられません。裁定の詳細が入り次第、適切な対応を検討いたしますので、今後ともご理解とご支援をいただければ幸いです」とコメントを発表した。
今月16日の日本選手権20キロ競歩にはエントリーしていない。

