日本記録保持者の福部真子(29=日本建設工業)が準決勝に進出した。12秒92で4着。全体4着以下のタイム上位6人に見事、残った。
24年パリ五輪(オリンピック)に出場した昨シーズン後に「菊池病」を発症。リンパ節に良性の炎症が起きる症状とも闘いながら2大会ぶり2度目の代表切符をつかみ、さらには22年オレゴン大会に続く予選突破も果たした。
レース後のインタビュー直前に準決勝進出の吉報が届くと、信じられないような表情に。アナウンサーから「うそは言いません」と念を押され、喜びを爆発させた。
「東京での世界選手権に出られるだけで奇跡みたいなものだったので。走りの結果が準決勝につながって良かったなと思います。アップで怖じ気づいちゃったので…海外の選手たちに。自分のダメなところばかり思い浮かべちゃって、ちょっとネガティブな感じでスタートラインに立っちゃったんですけど、会場からすごい歓声をいただいて、これはクヨクヨなんかしてる場合じゃないなと思わせてもらったので、準決勝では日本記録を狙えるように頑張りたいなと思います」
次の組で、同学年の中島ひとみ(30=長谷川体育施設)も準決勝進出。この種目で日本勢の複数人が準決勝に進むのは、前々回22年オレゴン大会の福部、青木益未(ともに準決勝では敗退)以来2大会ぶりの快挙となった。

