初出場の井戸アビゲイル風果(24=東邦銀行)が準決勝進出を果たした。予選5組で22秒98の5着となったが、各組3着と4着以下上位6名による18日の準決勝に駒を進めた。同種目日本勢の予選突破は11年テグ大会の福島千里に続き、2人目となった。
準決勝進出が確定すると、満面の笑みを浮かべ「うれしい、やったー!」と歓喜。「もう1本できる。しっかり次はタイムを出したい」と意気込んでいた。
井戸はジャマイカ系英国人の父と日本人の母のもと、岐阜・美濃加茂市で生まれ育った。美濃加茂西中3年時の16年全国中学校体育大会(全中)では100メートルで優勝。愛知・至学館高3年時の19年には全国高校総体(インターハイ)で100メートル6位、200メートル3位となった。
甲南大では4年時の23年日本学生個人選手権200メートルで優勝。同年のワールドユニバーシティゲームズで準決勝に進出した。
24年から東邦銀行へ進み、社会人2年目の今季はタイムが向上。7月の日本選手権で短距離2冠に輝くと、8月の200メートルで9年ぶりの日本新記録となる22秒79をマークした。開催国枠の設定記録を突破し、初の世界大会代表入りとなった。

