2月に日本記録1時間26分33秒を出した藤井菜々子(26=エディオン)がオリンピック、世界選手権を通じて日本女子初のメダルを獲得した。1時間26分18秒の日本記録で銅メダルに輝いた。日本女子競歩勢の過去最高は6位。

スタートからトップ集団に食らいついた。15キロ過ぎ、スペイン、メキシコ、カナダ選手らと競り合いながら3位に浮上。残り3キロで2度の警告を受けたが、力強い腕振りで、ペースを落とさず、2番手のメキシコ選手の背中を捉えていた。

藤井は4大会連続代表で女子競歩のエース格。世界選手権は19年7位、22年6位と2度入賞していた。

21年からサポートを受けてきた川越学氏が、大会直前の8月22日に脳卒中のため63歳で死去。亡き恩師に吉報を届けるために歩いた。

6大会連続の代表入りとなった岡田久美子(33=富士通)は、1時間30分12秒で18位。

前回の23年大会は直前に欠場した悔しさを胸に歩いた。夫は五輪3大会出場の森岡紘一コーチ。二人三脚でのレースとなった。

2大会連続出場となった柳井綾音(21=立命館大)は1時間35分44秒で37位となった。

昨夏のパリ五輪を含めれば、3年連続世界大会出場。勝負メシが「おはぎ」と「豚のしょうが焼き」。「あんこは白米に乗せ、試合前にエネルギー補給のために包んで食べている。私のルーティン」という大学生も東京の朝を歩いた。

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