<横浜国際女子マラソン>◇20日◇横浜・山下公園発着(42・195キロ)

 五輪代表選手の選考レースの第1弾は、木崎良子(26=ダイハツ)が2時間26分32秒の自己ベストで初優勝を飾った。2連覇を狙った尾崎好美(30=第一生命)は2位。

 気温22度を超える「酷暑」に加え、ペースメーカー3人全員が19キロまでに脱落する厳しい展開。そんな中でも先頭を引っ張り、40キロすぎに尾崎にスパートされても必死に食らいつき、残り600メートルで逆転。デッドヒートを制する見応えあるレース内容で、ロンドン切符に前進した。木崎は「一瞬あきらめそうになったけど、ラスト100まで粘ろう、両親をロンドンに連れて行きたいと思った」と話した。