<陸上:日本グランプリシリーズ第4戦・静岡国際兼世界選手権代表選考会>◇3日◇静岡スタジアム(エコパ)◇男子200メートル

 ピッカピカの大学1年生が、競技場内をどよめかせる走りを見せた。橋元晃志(早大)がタイムレースの第3組で20秒35をマーク。同組1着で全体でも、20秒21を出した飯塚翔太(中大)に次ぐ2位に入った。

 20秒52の世界陸上参加A標準を上回ったシンデレラボーイは「本当はユニバーシアード代表を狙っていたんですが、こうなったら世界陸上に目標を切り替えます」と興奮した口調で喜びを口にした。

 鹿児島・川薩清修館高3年時の昨夏高校総体男子200メートルで優勝。1学年下の桐生祥秀(17=京都・洛南高3年)とも何度も火花を散らしてきた。織田記念でジュニア世界タイ記録の走りを見せた桐生に「すごい記録だけど負けていられない」と意地の快走につなげた。