<陸上:日本選手権兼アジア大会代表選考会>◇第2日◇7日◇福島市とうほう・みんなのスタジアム◇女子200メートル決勝ほか

 女子200メートルで日本記録保持者の福島千里(北海道ハイテクAC)が、23秒79で4年連続5度目の優勝を果たした。

 スタートから飛び出すと、直線入り口では他選手を2、3メートルリード。最後まで寄せ付けず圧倒した。それでも「コーナーを抜けるときにもっと行かなきゃと…。前半で一気にいけなかったかな」と反省が口をついた。

 4月の織田記念国際を右足種子骨の疲労骨折で棄権し、5月11日のセイコーゴールデンGPも右足太ももの違和感で欠場した。その後も様子を見ながらの調整で、思うような練習が積めなかった。「もっと泥臭く、へとへとになるまで練習しないと。私は死んでしまうくらいの練習が必要です」と振り返った。この日、100メートル予選を11秒57のトップで通過。8日の決勝で4年連続2冠を目指す。