日本陸連は15日、都内で来秋のアジア大会(韓国・仁川)代表選考会を兼ねた横浜国際女子マラソン(11月17日=山下公園発着、日刊スポーツ新聞社後援)の招待選手を発表した。海外では昨年ロンドン五輪7位入賞のジェシカ・アウグスト(32=ポルトガル)ら、トラック長距離種目を含め全て五輪、世界選手権経験者の7人が名を連ねた。

 国内の注目は那須川瑞穂(33=ユニバーサルエンターテインメント)。昨年のこの大会で日本人トップの2位でゴールしたが、2時間26分42秒のタイムと消極的なレース運びの評価で、今年8月のモスクワ世界選手権代表から漏れた。4月25日の落選決定時には、号泣して悔しがっただけに、リベンジが期待される。11年世界選手権代表の中里麗美、野尻あずさもエントリー。日本陸連の尾県専務理事は「選手層の薄さが気になる女子マラソン界に、ニューヒロインが出現することを期待する」と語った。