バスケットボール男子W杯に出場中の日本(世界ランキング36位)が大逆転勝利で歴史を塗り替えた。フィンランド(同24位)から98-88で逆転勝利を飾った。

日本代表のトム・ホーバス監督の記者会見での一問一答は次の通り。

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-試合を振り返って

「クレイジーな試合だった。18点差まで差を開かれたけど、みんな決してあきらめなかった。一時はどんよりした気持ちになったけれど、河村と富永の若い選手がオフェンス面で本当に大きな後押しをしてくれました。富永はディフェンスでも活躍してくれた。ファンの声援も素晴らしかった。大きな勝利でした。僕らは日本のバスケットボールの新しいスタンダードを作ろうとしている。この勝利は間違いなく、正しい方向へ向かう大きな一歩」

-前半の比江島のパフォーマンス

すごかったね。彼は相手のディフェンスを読めるし、だからゲームのペースもよく読める。彼が前半にあのプレーをしていなかったら、もう負けていたと思います。後半もぜんぜん悪くなかったけれど、18点差になったから、守備よりもスコアリングをやったほうがいいとなって富永を入れた。そしたら富永が熱くなって、最後まで富永にやらせたんです。でも比江島も本当にいい仕事をしました。

-ドイツ戦のあとに、河村と富永はまだまだ成長できると話していた

「2人ともポテンシャルはすごく高い。めっちゃ高いです。僕はもう、すっごい待ってた。もう我慢したんですよ。河村と富永がいつ爆発するかなと思って。本当に今日よかったです。できますよ。(隣に座る富永に向かって)あさっても…頼むよ(笑い)」

-日本が国際大会で98得点も取ったのは初めて。その理由は

「あのー、シュートがやっと入りました(笑い)。やっと外からのシュートが入って、インサイドもできていた。ローポストで1対1じゃなくて、外からのドライビングだったり、ビッグマンのスリップだったり、そういうバスケットがやっとやれた。後半62点。すごいと思います」

-オーストラリア戦に向けて

「明後日もこういうバスケをやりたいです。あの…簡単に言っているけれど、オーストラリアはめっちゃ強いから難しいかもしれないけど、私たちは信じてます。(笑い)」