沖縄などで開催されているバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)で、順位決定リーグO組の日本(世界ランキング36位)は2日の最終戦でカーボベルデ(同64位)と対戦する。来夏のパリ五輪出場権が懸かる大一番となる。

カーボベルデは今大会がW杯初出場。1次リーグF組ではベネズエラに競り勝ち1勝を挙げた。

アフリカ北西に浮かぶ島国で、人口約57万人は八王子市とほぼ同じ。大会を主催する国際連盟によれば、W杯に参加したチームで史上最も人口が少ない。

10の大きな島(無人島1つ含む)と8つの小島で構成され、面積は滋賀県と同程度。首都はサンティアゴ島に位置するプライア市(ポルトガル語で「海辺」の意)で、人口は約50万人を占める。

ゴール下で奮闘するセンターのエディ・タバレスは2メートル21センチの長身プレーヤーで、スペインの強豪レアルマドリードに所属。今大会4試合でもランク1位となる平均12リバウンドをマークするなどチームをけん引する。

2メートル2センチの大型司令塔ベティニョ・ゴメスは、今大会チーム最多の平均14得点を挙げている。元ポルトガル代表で、現在38歳のベテランプレーヤーだ。

チームの愛称は「ヨシキリザメ」。メンバー12人の平均身長は1メートル98センチで、日本より6センチ高い。30代プレーヤーは8人で、チーム全体の平均年齢は32・2歳と高い。