金田正一

58年セ・リーグ開幕戦に3番サードでスタメン出場をはたしたが国鉄金田正一(手前)に4打席4三振と手玉に取られてしまった巨人長嶋茂雄
58年セ・リーグ開幕戦に3番サードでスタメン出場をはたしたが国鉄金田正一(手前)に4打席4三振と手玉に取られてしまった巨人長嶋茂雄

鳴り物入りで立大から巨人に入団した長嶋茂雄。デビュー戦、後楽園球場4万5000観衆が固唾(かたず)をのむ第1打席。マウンドには金田正一。初球、直球が内角をえぐる。バットが空を切る。第2球、低めカーブ、ストライク。第3球ボール、第4球、内角高めの直球、三振。4打席19球のうち18球カスらせず。試合前日「明日はよく見とけ」と、根来(この試合は谷田が捕手)に言っていた。金田は14年連続20勝(以上)。現役20年、400勝298敗、奪三振4490、ノーヒットノーラン2(うち完全1)。37年後「現役時代で最も大切な4三振でした。あっという間に終わってしまいました」と長嶋さんは語った。

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<プロ野球・1958年4月6日掲載>