2月のミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)が、自己ベストの80・27点で首位発進した。
今季初戦で従来の自己記録を1・46点更新。シニア国際大会デビューの島田麻央(17=木下グループ)は78・84点で2位、個人の中立選手(AIN)として4年半ぶりに国際舞台に復帰したロシアの22年北京五輪銀イグナトワ(旧姓トルソワ)は74・92点で4位だった。男子SPは中田璃士(MFアカデミー)が96・48点で首位発進した。
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中井が自らの演技に驚いた。フィニッシュポーズをとくと、右手を突き上げ、目を丸くしながらほほ笑んだ。「本当にできたのかな?」。大技トリプルアクセル(3回転半)を皮切りに、全3本のジャンプを成功。同学年の島田やイグナトワらを上回った。「ジャンプは100点満点。かなり良い出来のショートだった」と充実感を漂わせた。
シニア1年目だった昨季は、初の五輪で銅メダルを獲得。今オフはスローペースでの調整となり「大丈夫かな?」と焦りもあったが、心には自信があった。「自分はできるという気持ちを持っていた」。今季初戦で持ち前の強心臓を発揮。大台の80点を突破した。「五輪メダリストの緊張感は全くなかった」と言ってのけた。
2季前までジュニアでしのぎを削った島田との再競演も、気持ちを高めた。「麻央ちゃんの存在がモチベーションや頑張る力になっていた。シニアで一緒に戦えてすごくうれしい」とほほ笑んだ。
6日のフリーへ「トリプルアクセルをしっかり決められるようにしたい」と大技成功を誓った。シニア2年目もこの勢いで突っ走る。【藤塚大輔】


