15歳のスーパー女子高生、アマチュアの広吉優梨菜(福岡第一高1年)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算9アンダーの135とし、首位と2打差4位に浮上した。15歳218日の広吉が勝てば、勝みなみの持つ15歳293日のツアー日本人最年少優勝記録を更新する。国内4大大会の今季第3戦は大混戦となり、堀琴音(29)が通算11アンダーで首位に立った。
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通算1アンダーがカットラインという、大会史上最もスコアの伸ばし合いとなったメジャー舞台。首位から5打差以内に23人がひしめく大混戦で、15歳の広吉は1歩も引かなかった。
首位と2打差5位から出て、2打差4位に浮上。メジャー初挑戦に「予選を通過し、ホッとしている気持ちが大きい。メジャーという実感はあまりないし、気にせず頑張りたい。明日もこの2日間のようなプレーがしたい」と冷静だ。
160センチと体の線は細く、平均飛距離は240ヤード程度。武器は正確無比なアイアンショットで、2日連続でパーオン率は94%をマークした。
「昨日に引き続きショットが良くて、そんなに頑張ったパーはなく、スムーズにプレーできた。攻めるところは攻めて、守るところは守って、あまり無理しません」
5番パー4では5メートルのバーディーを沈めるなど、グリーンでの技術も高い。目標は米女子ツアーで活躍する吉田優利。大胆で細心なプレーを見習う。
9歳でゴルフを始め、北九州市立折尾中3年だった昨年、ツアー2試合に出場。住友生命レディースでは早くも17位に入り、福岡第一高に進学した今季はツアー4試合目、8月のNEC軽井沢72で過去最高の8位を勝ち取った。
性格の自己分析は「(私は)マイペース。コース内でも、家でも例えばテレビを見ていたら、周りの声が聞こえないで怒られる。(ゴルフに)生かされているか、分かりません」。
今年は日本ゴルフ協会のナショナルチーム入り。「TEAM JAPAN」のロゴ入りの帽子とシャツを着用し、誇りを持って今大会に臨む。
最終日を15歳218日で勝てば、メジャーでは16年のこの大会で17歳263日で史上最年少優勝した畑岡奈紗(当時ルネサンス高3年)を抜き、アマチュアでは同選手に続く2人目の快挙。ツアーでは14年KKT杯バンテリン・レディースで優勝した、勝みなみ(当時アマチュア、鹿児島高1年)が持つ15歳293日の日本人史上最年少優勝記録を更新する。【横田和幸】
◆広吉優梨菜(ひろよし・ゆりな)2010年(平22)3月1日、北九州市生まれ。父の影響で北九州市立折尾東小時代の9歳からゴルフを始める。折尾中3年の24年、7月大東建託・いい部屋ネットレディースでツアーデビュー(予選落ち)、8月の日本ジュニア(12~14歳の部)優勝。25年日本女子アマチュア選手権17位。ベストスコア66。160センチ、血液型A。

