第85回箱根駅伝青山学院大特集第２回 : nikkansports.com

大盛り上がりのキャンパス／青学大特集２

　３３年ぶりの箱根駅伝出場が決まってからのキャンパスは、どんな雰囲気なのか。「青山スポーツ」の野中雅子（３年）がリポートします。

　「青山学院大学が３３年ぶりの箱根出場−！！」。１０月１８日の予選会突破のニュースはすぐに学生向けの情報サービスで速報され、すべての学生に伝わりました。数日後には箱根駅伝出場の横断幕が正門に掲げられ、生協では箱根駅伝セールが行われたりと学校全体にお祝いムードが漂いました。嬉しいことに、我が「青山スポーツ」が発行した箱根駅伝号外も、学内に置いたものがほとんどさばけてしまいました。

　１２月１５日、青山キャンパスで箱根駅伝壮行会が盛大に行われました。会が始まる前から選手たちを応援しようと多くの人々が続々と集合。選手・監督が登場すると、周囲はたくさんの温かい拍手と応援の声に包まれました。箱根で戦う選手の姿を写真におさめようと、携帯カメラで選手を撮影する学生も多くみられました。

　原晋監督の「１１区間目の襷をみなさんに渡せれば」というあいさつのあと、各区間の選手の紹介へ。それぞれが凛とした力強い表情をみせ、箱根への意気込みが伝わってきました。壮行会が終盤にさしかかると、理事長から先崎祐也主将に白と緑で「青山学院大学」の文字が刻まれた襷が手渡されました。受け取る瞬間の先崎主将の緊張した表情から伝わる襷の重み。この襷は学校の誇りであるのかもしれません。

　最後に、応援団、チアリーディング部、吹奏楽バトントワリング部からも力強いエールが送られ、その場にいた全員がカレッジソングを歌って会は終了。まさに、学内が一体となった盛り上がりを見せました。

　先崎主将は「たくさんの声援をプレッシャーではなく力にして、箱根路を楽しく走りたい」と話してくれました。１月３日、笑顔で大手町に帰っきてほしいという思いはみんな同じなのです。

◆青山スポーツ　陸上、野球、バレーボール、バスケットなど青山学院大の各体育会の試合結果や活動の様子を学生の視点から皆さんにお伝えしています。２００３年にサークルができて今年で５年目。部員わずか１０人（うち女子８人）という小所帯ですが、新聞は年に４回発行。学生だけでなく、多くの人々に喜ばれるような新聞作りを心がけています。新聞は青山、淵野辺両キャンパスで読むことができます。ぜひ１度「青山スポーツ」を手にとってみてください。