日本相撲協会は28日に両国国技館で、初場所成績による力士らの順席を各部屋に配布した。中止となった春場所の番付に相当するもので、番付発表日だったこの日から待遇などに適用される。新入幕は栃乃若とブラジル人第1号となった魁聖の2人。八百長メールで名の上がった14人中2人が幕内、認定された千代白鵬、清瀬海を含む6人が十両にいる。上位では野球賭博で十両に落ちた豊ノ島が小結に上がり、1年ぶりの3役返り咲きとなった。本来なら午前6時に多くの力士らが番付を取りに来るが、順席配布開始の午前10時になっても人影はまばら。行司、若い衆らが三々五々受け取りに来た。本場所再開前には処分により、再度番付編成が予想される。