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復活の立役者は原監督/青学大特集4

33年ぶりの箱根駅伝出場。長く遠ざかっていたチームがなぜ、箱根に帰ってくることができたのか。この疑問を先崎祐也主将(4年)の言葉が解き明かしてくれました。「監督が青学の歴史を変えてくれた」。

青学大を率いているのは原晋監督。大学が箱根路を目指して、本格的な強化を始めた2004年からチームの指揮をとっています。そんな原監督を知るキーワードは「人間力」。これは、原監督の長いサラリーマン生活から培われたものかもしれません。

青学大の選手は、卒業するとほとんどが競技を引退して一般企業に就職します。人生の先輩として「企業で役立つ人間」になってほしいという思いがあるのです。そのために、監督は選手たちにとことん考えさせます。様々な問答を繰り返すことで考える力を養い、人間としての成長を図るのです。「陸上を通して考える力を養わなければならない」と、監督に熱くお話してもらったこともありました。

もちろん、考える力だけが「人間力」ではありません。「当たり前のことを当たり前にやる」ことや「学問の力」も「人間力」の大切な要素です。人に会ったらあいさつをする。報告・連絡・相談を欠かさない。さらには練習前に脱いだ服が散らかっていたら注意するなど、様々なことに気を配ります。学問の面では、選手たちが授業で真面目にノートを取っている姿をよく見かけます。レポートなどの課題も必死にこなしたりと、勉強も手を抜かない。一生懸命、文武両道を目指している姿がキャンパスでも見られます。

「大学は子どもから大人へのステップアップ。その側面をサポートする」。アスリートとしてだけではなく、人間としても成長してほしいという原監督の指導方針はしっかりと選手にも浸透しているようです。予選会を終え「監督に付いていってよかった」と話してくれた先崎主将。選手と監督の絆の強さが、33年ぶり出場の原動力になったのだと思います。(青山スポーツ=野中雅子)

◆原晋(はら・すすむ)監督 1967年3月8日生まれ、広島県出身。世羅高-中京大-中国電力。サラリーマン生活の後、2004年に青学大監督に就任した。

◆青山スポーツ 陸上、野球、バレーボール、バスケットなど青山学院大の各体育会の試合結果や活動の様子を学生の視点から皆さんにお伝えしています。2003年にサークルができて今年で5年目。部員わずか10人(うち女子8人)という小所帯ですが、新聞は年に4回発行。学生だけでなく、多くの人々に喜ばれるような新聞作りを心がけています。新聞は青山、淵野辺両キャンパスで読むことができます。ぜひ1度「青山スポーツ」を手にとってみてください。

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