【全国高校バスケットボール選抜優勝大会女子展望】優勝候補の筆頭はやはりタレント豊富な桜花学園(愛知)になる。とはいえ、国体で敗れており、これまでも「優勝候補」と呼ばれながら、何度も足をすくわれた経験があるだけに絶対とは言いきれない。

 追撃手の1番手がインターハイ準優勝の聖カタリナ女(愛媛)。U-18女子日本代表を率いる一色建志コーチのもと、熊美里、田村未来(ともに3年)、宮崎早織(2年)の3ガードのスピードで勝負をかける。インサイド陣の奮起が勝敗のカギを握る。

 また絶対的なシュート力を持つ増岡加奈子(3年)擁する山村学園(埼玉)も怖い存在だ。昨年のウインターカップではその増岡が体調を崩して、桜花学園に完敗。その借りを返すことができるか。ただし、桜花学園と対戦する前に大阪薫英女学院(大阪)と戦わなければならない。百戦錬磨の関西の雄は簡単に勝たせてくれる相手ではない。

 昨年の準優勝校、山形商(山形)、インターハイベスト4の昭和学院(千葉)も侮れない存在だ。