<全国高校総体:サッカー>◇2回戦◇3日◇山梨・韮崎中央公園陸上競技場ほか

 大会初戦となったシード校の地元、山梨学院大付は東海大翔洋(静岡)に勝利した。09年度選手権を制した強豪。当時コーチだった吉永一明監督も「予想以上に硬さがあった」という立ち上がりだった。

 だが前半32分に得たPKをMF大場佑樹(3年)が決める。後半20分には大場のCKを188センチFW原拓人(3年)が頭二つ抜き出たヘディングでたたき込み試合を決めた。

 吉永監督は「プレッシャーは感じるがチャレンジしたい」と地元Vを公言する。普段は自宅から通う選手を寮に入れ、試合会場を視察させたりとインターハイ・モードを作っている。試合前には「ここはホームだぞ」とはっぱをかけた。

 次戦(4日)は、ここまで2試合で14得点の東福岡(福岡)。吉永監督は「一番強いんじゃないか。変に守りに入らず、食らいついていきたい」と決意を語った。【坂之上晋】