<柔道:グランドスラム東京2011>◇2日目◇10日◇東京体育館◇女子57キロ級

 「新旧世界女王対決」となった女子57キロ級決勝は、昨年の東京世界柔道王者の松本薫(24=フォーリーフジャパン)が、今年のパリ大会を制した佐藤愛子(28=了徳寺学園職)を破り、世界ランク1位の意地を見せた。世界ランク2位の佐藤からGS(延長戦)で有効を奪い、優勢勝ちを収めた。大会も連覇し「気付いたら連覇でしたね」。佐藤には今年の世界選手権準決勝で敗れており、その雪辱も果たした。勝因を聞かれると「私を支えてくれる人。そして自分の前にあらためてライバルが出てきたこと」。周囲を立てることも忘れなかった。