全日本柔道連盟は31日、男子日本代表の井上康生監督(35)の「偽者」への注意を促した。インターネット交流サイト(SNS)のフェイスブックで「井上康生」として登録があるが、本人は同サイトを利用していないという。

 世界選手権が行われているブラジル・リオデジャネイロの会場で状況を説明した関係者は「コーチ、選手にも申請してしまった人がいた。それらしいことを書いているが、まったくの偽者なので注意してほしい」と話した。日本男子は大会初日の最軽量の60キロ級から3階級連続で金メダルを獲得。40年ぶりの快挙に井上監督の手腕が注目されているが、思わぬ余波となった。