「ミスター・ハンドボール」宮崎大輔(34)が、悲願の五輪出場権獲得に挑む。88年ソウル大会以来28年ぶりの五輪出場を目指す男子代表が4日、都内で練習を公開。チーム最年長で4回目の五輪挑戦となる宮崎は「厳しいことは分かっているが、五輪出場は夢なので」と話した。

 アジア予選は14日にドーハで開幕。2組に分かれて1次リーグを行って上位2カ国が準決勝に進出、優勝チームが出場権を獲得し、2~3位は来春の世界最終予選に回る。地元カタールは1月の世界選手権で準優勝した強豪だが「ラグビーで南アフリカに勝った日本から勇気をもらった。ハンドボールも勝って、注目されたい」と宮崎。チームは5日、直前合宿地のフランスに向けて出発する。