同大が8年ぶり48度目(関西大学対抗戦時代を含む)の優勝を果たした。

 6戦1敗で両校が並んだものの、当該チーム同士の成績で優勝が決まった。

 同大は前半13分にSO渡辺夏燦(かざん、4年)のペナルティーゴール(PG)で3点を先制。同27分には、1年生CTB永富晨太郎のトライと渡辺のゴールでリードを10点に広げた。渡辺はさらにPGを1本決め、13-0で前半を折り返した。

 後半は相手ペース。後半24分には天理大WTB久保直人(1年)のトライで3点差に詰め寄られた。一進一退の攻防が続いたが、最後は3点リードを守りきりノーサイドを迎えた。同大のプロップ才田智主将(4年)は涙ながらに「たくさんの方の応援のおかげです。8年ぶりですが、その8年間は同志社の歴史の中できつい8年間だったと思います。勝ち切れて良かったです」とスタンドに向かって語った。

 この日に向けては同大ラグビー部員が中心になり「集客大作戦」を展開。告知動画に出演した阪神片岡1軍打撃コーチも、プライベートで駆けつけた。大声援を受けての優勝に山神監督は「関西リーグの優勝がこんなにうれしいものとは。初優勝した気分です。(大学選手権4強入りで)なんとか正月を越したい」と感慨深げに話した。